B2Bの混合ストアと専用ストア

ShopifyでB2Bを設定する前に、混合ストアと専用ストアのどちらをオープンするかを決定することが重要です。機能によっては、B2B (ビジネス間) とDTC (直接販売) の注文を区別できず、お客様通知、注文の変更、レポートが無差別に処理されます。

混合ストアと専用ストアに関する、以下の比較を参考にしてください。

混合ストア

混合ストアは、B2BとDTCの両方の注文に対応するストアです。混合ストアの特徴は以下のとおりです。

  • デフォルトでは、B2Bのお客様はクーポンコードを使用できません。ただし、クーポンコードを有効にすると、B2Bと直接販売のお客様の両方がクーポンコードを使用できるようになります。
  • デフォルトでは、B2Bのお客様はギフトカードを使用できません。ギフトカードを有効にすると、B2BとDTCのお客様の両方がギフトカードを使用できるようになります。
  • デフォルトでは、B2Bのお客様は、項目のディスカウントに作用するShopifyスクリプトの影響を受けません。Shopifyスクリプトを有効にすると、B2BとDTCのお客様の両方が影響を受けるようになります。
  • デフォルトでは、B2BとDTCのお客様のオンラインストアは共通の環境になっています。B2Bのお客様のオンラインストア環境のみをカスタマイズする場合は、テーマエディタでLiquid変数customer.b2bを使用するか、テーマのコードを編集します。B2Bへのテーマ適用に関する詳細はこちらを参照してください。
  • B2BとDTCのお客様は、同じログインページから、新しいお客様アカウントを使用してログインできます。
  • ほとんどの分析では、B2BとDTCのお客様の両方に関する結果が統合されます。B2BとDTCのお客様が区別されるのは販売レポートのみです。
  • 通知カゴ落ちメールは、B2BとDTCの両方のお客様に共通します。
  • 在庫システムと在庫切れ時の販売の設定は、B2BとDTCの両方のお客様に共通します。
  • 配送設定と送料は、B2BとDTCの両方のお客様に共通します。

混合ストアを使用すると、B2BとDTCのお客様を区別することなく、すべてのビジネスデータを一元管理することができます。ただし、お客様ごとに個々の設定が必要な場合は、専用ストアの開設を検討してください。

専用ストア

専用ストアは、B2Bのお客様のみが利用するストアです。専用ストアでは、コードを変更することなく、B2Bのお客様向けの固有設定を作成できます。専用ストアで行える変更は、以下のとおりです。

専用ストアを使用すると、B2BストアとDTCストアで在庫とビジネスデータを分割することができます。B2Bのお客様専用のスクリプトとクーポンコードを使用できます。ただし、B2B専用ストアをオープンするには、新しいストアを作成して、既存の統合環境を設定し、専用ストアの設定を個別管理する必要があります。B2BとDTCのお客様を区別する必要がない場合は、混合ストアが適しています。

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